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新宿区西新宿1-12-11 山銀ビル5F

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診療時間
午前診療  10:00〜14:00
午後診療  15:30〜19:00

当院で診療可能な診療科

肌荒れ

肌荒れとは肌に吹き出物ができるなど、通常とは異なる何かしらのトラブルが起きている状態のことを指します。
一般的にはニキビや湿疹の状態を指します。また、肌がごわついている、ざらざらしているという際にも肌荒れとして表現することもあります。

皮膚の表面にある角質層の水分が不足していることは肌荒れの原因の一つです。脂肪が含まれた皮脂だって不足すれば肌荒れの原因になります。肌の皮脂が不足することで水分が逃げやすくなるからです。
代表的な肌荒れの症状と共に肌の状態を理解していきましょう。
肌の状態を理解することで化粧品の選び方や必要な栄養素、それぞれの症状の対処法やケアの方法がより深く理解できるようになります。

 

肌荒れの原因

肌荒れの原因は様々なものがあります。化粧や汗、紫外線、空気の質の低下などの外的な要因や、睡眠不足や生理など内的な要因で肌荒れを招いてしまいます。

 

症状

肌荒れの症状1 かゆみ

・乾燥肌
乾燥肌の人は皮膚が乾燥してくるとかゆみの症状が出てくる場合があります。

乾燥肌では肌が乾燥し、角質層の重なり具合が不均等になり、はがれやすくなります。そのため乾燥肌では、角質層の下にある知覚神経が外からの刺激を受けやすくなってしまい、その刺激が「かゆみ」となってしまうと考えられています。

「かく」という動作を繰り返した結果、肌の表皮は荒れてしまい、ますます刺激物質が侵入して水分がどんどん蒸発するようになります。水分が蒸発すると肌荒れがひどくなり、かゆみが増してしまうわけです。

保湿をしっかり行ったり、ひどいときには皮膚科を受診しましょう。

・じんましん 
発疹と猛烈なかゆみを伴う皮膚症状で、数時間でひくのが特徴です。皮膚の奥にある部分で炎症が起こり、血管から血液の成分の一部が漏れ出すために短時間でふくらみができます。原因として考えられているのは、食事、薬剤、ダニやハウスダスト、衣類の摩擦、日光、植物、昆虫などですが、多くは不明です。

一般的な治療法としては、抗ヒスタミン剤を内服します。

>> 蕁麻疹について詳しく知りたい方はこちら

肌荒れの症状2 湿疹

湿疹の症状は、ブツブツが出来たり小さい水泡や赤み、 腫れ、じくじくする、粉をふくなどが混ざってできるものでかゆみがあります。また、かさぶたができたり、かさついてうろこ状になるなどの症状が見られることもあります。

原因がはっきりわかっているものも、わからないものもあります。そのため、治療もそれぞれで異なり、原因となる物質の除去に努めることや、毎日の生活の上で体質を改善していく、また赤みやかゆみなどの症状に対し、塗り薬や飲み薬などによる対症療法などがあります。

>> 湿疹について詳しく知りたい方はこちら

肌荒れの症状3 吹き出物

吹き出物とは、皮膚にできる「できもの」のことを指します。にきびも吹き出物のひとつです。吹き出物の原因は様々です。考えられるのは遺伝、食生活、ホルモンのバランスの崩れ、ストレス、寝不足、便秘、化粧品などです。

吹き出物の症状改善には、肌を清潔な状態に保つことが大切です。そのためには洗顔をしっかりと行うようにします。毛穴が皮脂でふさがらないようすることが大切です。また、刺激の弱い洗顔料を使うようにしましょう。

>> 吹き出物について詳しく知りたい方はこちら

 

肌荒れの注意点

肌荒れをしていると気になってついつい肌に触れてしまうことが多くなります。しかし、肌荒れは頻回に触れることで悪化してしまう可能性もあります。そのため、肌荒れをしている際にはその部分になるべく触れないように注意しましょう。

また、ニキビなどによって額など髪の毛が触れる部分が荒れている場合には、髪の毛がつかないようなヘアスタイルにするなど工夫することで悪化を防ぐことができます。

 

肌荒れの予防方法

肌荒れを予防するために重要なことの一つが肌の汚れを適度に落とすことと保湿を十分に行うことです。

肌の汚れを落とすために重要なのが洗顔です。ぬるま湯で顔を余洗いした後に十分に泡立てた石鹸を使用し、肌の上に泡を転がすような感覚で泡をつぶさないように優しく洗います。
その後、ぬるま湯または水で十分に泡を洗い流した後に、清潔なタオルで優しく押さえぶきをします。いずれの動作の際にも肌をこすってしまうと、肌に摩擦がかかり傷めてしまう原因となるため注意しましょう。

洗顔が終わったら、化粧水など普段使用している保湿剤をたっぷりと塗布しましょう。

 

肌荒れの検査

肌荒れは保険診療の治療では特別な検査をすることはほとんどなく、問診と視診のみで診断がなされます。