膀胱炎/詳細

 

膀胱炎
( ぼうこうえん) の治療・診察

新宿駅前にある当院では膀胱炎の治療も行っています。

 


男性よりも女性に圧倒的に多く見られる病気なのは理由があります。排泄や性交渉によってもたらされた細菌が尿道に侵入しがちです。

 


血尿が出るまでになる例はあまりありませんが、排尿時には何かしらの違和感があることがこの病気の特徴です。排尿時の痛みや頻尿などを感じるようになったら早めに受診することをおすすめします。

 

膀胱炎(ぼうこうえん)の原因

膀胱炎のほとんどが細菌の感染によって起きています。さまざまな細菌が病原菌になりますが、なかでも多いのが大腸菌です。排便時の処理や下着の汚れには十分注意しましょう。

 

また、長時間トイレを我慢したり、かぜ・過労・ストレスなどで抵抗力が低下たりしている時にも発症しやすくなっています。不特定多数を相手にしたり、あるいは不特定多数を相手にしているような人と性交渉におよぶようなことは非常にリスクが高いので、くれぐれもやめておきましょう。

 

病例

膀胱炎になると見られる症例として典型的なのが排尿時の痛み・残尿感・頻尿・下腹部痛・尿の汚濁などです。とくに排尿時の痛みは細菌が増殖するとともに、尿が出終わる瞬間に強い痛みを感じるようになります。

 

さらに増殖が進むと膀胱粘膜が傷つけられて鮮やかな血尿が出ることもあります。


通常はこのような排尿にかかわる異常のみですが、まれに高熱や腰痛を伴うこともあります。それは腎臓まで炎症が進行して腎盂炎を併発しているサインの可能性もあります。


このように膀胱炎は時間とともに身体の内部を蝕んでいきます。

 

早めの治療が非常に重要な疾患のひとつということができるでしょう。

 

膀胱炎
(ぼうこうえん)の検査と治療方法

膀胱炎の検査は、尿検査と尿の細菌培養検査を行います。


一方、尿細菌培養検査ではどんな細菌がいるのか確認し、抗生物質の効き具合を調べる場合もあります。

 

結果が出るまでは3日から4日かかります。大腸菌、腸球菌、ブドウ球菌、連鎖球菌がよく検出されます。

 

治療としては薬物療法が中心になります。5日から7日は飲み続けなければいけないので、しっかりと忘れないように服用しましょう。

 

膀胱炎が治るまで

膀胱炎の治療は抗生物質を飲むことがメインになります。注射などはしませんので苦手な人も安心です。抗生物質は大腸菌に有効とされているクラビット、フロモックスが使われることが多いのですが、病原菌によっては違う抗生物質が使用されることももちろんあります。

 

通常では5日程度服用を続けて治療が終了しますが、経過が良くない時には7日目まで延長することもあります。だいたいが1日から2日で改善し、3日から5日程度で治癒します。

 

しかし、症状が改善したからといって自己判断で通院や投薬をストップするのは危険です。再度尿検査を行って治癒を確認する場合もあります。とはいえ、初回と2回目で完治することがほとんどです。

 

再発予防

膀胱炎の再発を予防するにはトイレを我慢しすぎないことも大事です。1日に数回しかトイレに行かないような人は発症リスクが高くなるので、水分を気をつけて多めにとるようにしましょう。

 

性交渉の後の尿意の我慢は非常に危険です。早めに排尿してできれば性器全体をきれいに洗い流しておきましょう。性行為時に尿道から細菌が侵入することもとても多いので、くれぐれも注意が必要なのです。

 

日常生活の注意点

膀胱炎を起こさないようにするには日常生活の中でなるべく下半身を冷やさないようにしましょう。寝るときも靴下を履くなど冷え対策は万全にしておいて損はありません。

 

体調管理にも気をつけましょう。疲れやストレスがたまったり、かぜをひいたりすることによって抵抗力が低下すると、細菌が繁殖しやすくなってしまうのです。じつは細菌そのものに接触する機会は結構あるのですが、抵抗力が正常ならば繁殖を抑えることに成功しているのです。

 

病原菌に出会っても体内で繁殖させないようにすることがポイントなのです。