当院のかぜ(風邪)の治療

新宿駅前の当院内科ではかぜ(風邪)の治療も行っています。


予約なしで受診できるので急なかぜの時でも安心です。比較的空いている午前中ならば待ち時間も少なめですみます。

 

また、会社帰りしか都合がつかない場合でも夜間診療を利用することができます。


かぜはひきはじめの対処が重要です。
ドラッグストアで売っているかぜ薬を飲むというのもひとつの方法ですが、
自己判断は思わぬ事態を招くこともありますし、もし何らかの自覚症状があるならば早めに受診するようにしましょう。


せき、くしゃみ、鼻水、発熱、のどの痛み、全身のだるさなどが初期症状として現れることがあります。

 

かぜ(風邪)の原因

かぜの主な原因はウイルス感染です。
まれにクラミジア、マイコプラズマ、 溶連菌などが原因のこともありますが、ほとんどのかぜはウイルス性です。


特に睡眠不足や疲労蓄積などによって免疫力が低下していると、かかりやすくなるといわれています。

 

一日の温暖差が激しかったり、空気が乾燥したりしている季節は、ウイルスにとっては好環境ですが人間の自律神経は狂いやすく抵抗力が弱まります。

冬にかぜが増えるのはそのようなメカニズムのせいなのです。


感染経路は空気中に浮遊しているウイルスを吸い込んでしまう空気感染、
保菌者のせきやくしゃみによる飛沫感染、保菌者と手をつなぐなどの接触感染などがあります。


それらの感染経路をある程度ブロックするにも、人混みの中でのマスク、
帰宅後のうがい・手洗いを習慣にするようにしましょう。

 

病例

かぜは感染したウイルスの種類によって症状はさまざまです。


しかし、多くの場合において、のどの痛みや発熱からスタートします。だんだんせき、くしゃみ、鼻水も出るようになり、ティッシュが手放せなくなります。

食欲が低下し全身倦怠が出る頃になると病院に足を運ぶのもつらくなるので、かぜはできるだけ早く治療を始めるようにしましょう。

 

起こりやすい合併症

かぜはいろいろな合併症を引き起こします。


とくに気をつけなくてはいけないのが肺炎です。抵抗力が弱いシニアや乳幼児は肺炎の危険性が特に高くなるので、くれぐれもかぜをこじらせることのないように注意しましょう。

 

また、目や耳に合併症を起こすこともあります。代表的なのが結膜炎や中耳炎です。

 

かぜをひいたと思ったら耳まで痛くなってきたというような場合は中耳炎のことがあります。


このように合併症を起こしてしまうと、かぜだけではなく肺炎、中耳炎、
結膜炎の治療も必要になってきます。
かぜそのものよりも合併症の治療に時間がかかってしまったという例も多々あります。

そうならないためにも、かぜはひきはじめにしっかりと治して、万病の元を断つようにしましょう。

 

かぜ(風邪)の治療方法

かぜはせき、くしゃみ、鼻水などの諸症状とのどの腫れや、肺の状態をチェックすることで診断されます。


インフルエンザなどの感染症が疑われる場合にはウイルス検査をすることもあります。

場合によっては白血球の増加度や炎症反応を確認するケースもあります。そうして得られた検査結果によっては
細菌感染に対する抗生物質の投与が行われることもあります。


しかし、だいたいにおいてかぜの治療は対症療法になります。


発熱には解熱剤、せきには鎮咳除痰薬、鼻水とくしゃみには抗ヒスタミン薬というふうに諸症状を緩和する治療をします。

 

注意が必要なのは解熱剤です。解熱剤は薬ごとに強度がかなり違うので、
年齢、体質、既往歴などに応じて適切な薬を選択する必要があります。


以上のようにかぜの諸症状をとりのぞいて楽に過ごせるようにしながら、
その間に体力が回復し身体自らがウイルスに勝つのをサポートするという治療なのです。

 

風邪が治るまで

かぜのウイルスは鼻から吸ったり、
手についたりしたものを口に入れてしまうことで体内に侵入します。

 

そして、鼻やのどの粘膜で増殖しますが、この時に炎症を起こします。粘膜の血管が拡張して血管内の物質が漏れはじめます。そして、くしゃみ、鼻水、のどの痛み、発熱なども見られるようになります。炎症がおさまるまで諸症状は続きます。


炎症から回復してもせきと痰が残ることも多々あります。また、ウイルスが胃腸まで到達して定着してしまうこともあります。


そうなると胃腸の粘膜が炎症を起こし、下痢、吐き気、食欲不振などを引き起こします。


その他、炎症によって生成されるプロスタグランジン、ブラジキニンは血管を拡張して頭痛、筋肉痛、関節の痛みなどを起こします。


初期段階で治療して抑え込むようにしましょう。

 

費用

かぜの治療にかかる費用は症状によっても異なりますが3割負担でだ2000円ほどです。


診察代が約1000円で、もしレントゲンや採血が必要ならばさらに加算されますが、そのようなケースはあまりありません。


院外処方で調剤薬局でかかる薬代もおよそ1000円です。これも症状によって違ってきますし、ジェネリック薬を選択すればさらにリーズナブルに抑えることも可能です。


2回目以降は診察代は500円程度、薬代は1000円ほどになります。

 

市販薬を買って飲むだけに比較したらやや高いように感じる人もいるかもしれません。


しかし、市販薬の総合感冒薬が1000円以上かかることが多いのを考えると、医師の信頼できる処方で総合感冒薬のほかに個別の症状に対応した薬までもらえるのはお得ともいえるのではないでしょうか。

 

診察までの応急処置

かぜの治療をすぐに受けることができない時には、いくつかの応急処置を試してみましょう。


たとえば、のどが痛む時にはできるだけ喉を潤しておくようにしましょう。
のどに清涼感を与えるハッカ、ユーカリなどのエキスを配合したのど飴やドロップをなめるだけでもいくらか痛みをやわらげることもできます。

 

また、のどの粘膜は潤っているほどウイルス等と戦いやすくなります。
できるだけ水分を補給して、つねにのどが湿っている状態を保ちましょう。
緑茶、ハーブティーなど温かいお茶で補給するのが理想的です。


小さじ1杯程度のハチミツを入れた紅茶ならば殺菌効果も期待できます。

鼻水も同様に水分補給が効果を発揮します。


ほんの少しの水分を口に含んでしばらくそのままにしていると、ほんのしばらくの間ですが鼻水が減るのを実感できるはずです。

 

再発予防

かぜを治療してもぶり返してしまっては仕方ありません。
再発予防をしっかりすることも大切です。

 

かぜは体力が低下しているとひきやすくなります。睡眠を十分とって栄養価の高い食事を心がけるようにしましょう。


ただし、かぜによって胃腸がダメージを受けている可能性もあるので、できるだけ消化の良いものを選ぶようにしたいところです。

 

冷えや乾燥もかぜを再発させる要因になります。室温は23℃、湿度は60%前後を目安にして過ごしやすい環境を整えることも大切です。


治りかけはとくに無理をしがちですが、しっかりと休養をとらなくてはいけません。

また、抗生物質を処方された場合には医師の指示通りに飲み切り、自己判断で途中で服用を中断してしまうようなことのないようにしましょう。