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〒160-0023
新宿区西新宿1-11-11 河野ビル3F

03-6304-5253

診療時間
午前診療  10:00〜14:00
午後診療  15:30〜19:00

当院で診療可能な診療科

ニキビについて

思春期に発症し、12~18歳に悪化しやすいことから“青春のシンボル”などといわれて病気扱いされないことがありますが、ホルモンの影響を受けて毛嚢もうのう・脂腺しせん系の慢性炎症を生じる皮膚病で、治療が必要です。

最近では成人でもニキビを患うことが増えたため、“大人ニキビ”と言われています。 ニキビを患ったことがある人は90%以上と殆どの人が経験していることもあり、病気という認識が薄れてしまっていることが挙げられています。 病気としてニキビの病名は尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)と言われるもので、皮膚科疾患に当たります。 思春期に患うニキビと成人後に患うニキビは、実は病気としては大差はなく両方とも上記の皮膚疾患と同じになるため、症状により異なりますが、きちんと治療を進めていくことでニキビを改善をしていくことが可能です。

原因

思春期における性ホルモンの変動、とくに男性ホルモンであるアンドロゲンの作用(女性でも副腎で産生される)により皮脂腺の分泌が多くなります。皮脂は毛嚢をへて外へ排泄されますが、遊離脂肪酸の刺激により毛嚢の出口に角質増殖が起こると、毛穴がふさがって皮脂がたまり、面皰めんぽうと呼ばれる初発疹ができます。毛嚢の出口にすみついているざ瘡(アクネ)桿菌かんきんのリパーゼなどの作用により炎症が起こります。 アクネ菌(プロピオバクテリウム・アクネス)は普段から身体に付着し住みついているため、常在菌というもので健康体の人にもいる微生物となります。 腸内や口内にも存在し皮膚表面にも存在しています。

主な役割としては病原性を繁殖させようとする微生物の繁殖を抑える役割を持っている私たちの身体に必要な微生物になります。 常在菌として一般的によく耳にすることが多いのが、ヨーグルや乳製品等に含まれるビフィズス菌や大腸菌がありますがこれら2つの細菌も腸内に侵入してきた病原性微生物を抑えるために必要な細菌達となります。 ニキビの種類は何種類かあり、主に顔面に患うことが殆どになりますが、背中や肩、二の腕部分にも患うことがあります。 また、ニキビを発症する箇所によっても原因は様々あるため改善をする場合は発症箇所に合わせた治療を進めていくことでより早く改善をしていくこと出来ます。

主な原因として挙げられるものは以下の2つとなります。

・毛穴内に汚れや皮脂などがのつまり
・ホルモンバランスの崩れや寝不足、ストレス

これらの2つを気を付けるだけでも、ニキビは緩和されることがあるため、思い当たる場合には改善を意識してみることをおすすめします。

ニキビの注意点

ニキビができると気になってニキビをいじってしまう人も多くいますが、ニキビは汚い手で触ってしまうと悪化する原因となります

ニキビができた際にはなるべく触れないようにしましょう。
手で触れるだけでなく髪が当たるだけでも悪化してしまいます。
髪が当たる部分にニキビができている場合は当たらないようなヘアスタイルにするようにしましょう。

化粧やマスクでニキビを隠すことも悪化の原因となるため、化粧を厚塗りしたりマスクなどで隠さないようにしましょう。
また、タオルやハンカチ、枕カバーなど肌に触れるものも汚れているとニキビを作ったり悪化させる原因となります。

ニキビができている時こそ顔に触れるものは清潔を保つためにこまめに選択をするように注意しておきましょう。

ニキビの種類

あごニキビ

あごニキビの原因の筆頭に挙げられるのがホルモンバランスの影響です。女性の場合は性周期によってホルモンバランスが変化するため、それにあわせて肌のコンディションも変化してしまいます。女性の場合には、女性ホルモンの内の一つ、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」は、皮脂の分泌を活発にします。

鼻ニキビ

鼻は、他の顔の部分と比べて、皮脂量が多い場所です。さらに、鼻の毛穴は奥が深いことから、皮脂が毛穴に溜まりやすい場所ともいえるのです。そんな鼻に対して、細菌のついた手で触ったり、紫外線の刺激を受けたり、油分の多いファンデーションを使用したりすると、お肌のターンオーバーの周期が乱れ、古い角質がはがれずに肌表面に厚く溜まってしまいます。もともと鼻は皮脂の分泌量が多いところなので、尚更、毛穴が詰まりやすくなりがちで、ニキビもできやすいといえるのです。

頬のニキビ

食生活や睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、洗剤による影響など、その原因は多岐に渡ります。
これらのニキビの原因のうち、もっとも自分が思い当たるものはどれでしょうか。きっと思い当たる節があることでしょう。
規則的な生活、バランスが取れた食生活が必要不可欠です。

背中ニキビ

男性や女性に限らず、背中ニキビですが、主な原因としては以下が考えられます。

・背中は、皮脂の分泌が多いため、皮脂を好む菌やカビが増殖しやすい
・シャンプーやリンス等を流した際に流し切れていなく背中に付着した状態
・ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ

上記以外にも背中ニキビの原因としてあるのがマラセチア真菌というカビの一種があります。 マラセチア菌には5種類ありダーマティス、シンポディアリス、グロボーサ、ファーファー、レストリクタと多く存在しています。 背中ニキビの原因になるのが、このマラセチア菌の中にあるファーファー(マラセチア・ファーファー)となります。 このマラセチア・ファーファーによってできた背中ニキビは、他のニキビとは違う特徴として痛みを伴うことが少ないため気付かない内に肥大化していることが挙げられます。 更に気付かないうちにニキビをつぶしてしまう事もあるため、ニキビ跡になり悩む女性が近年は増えています。 しっかりと皮膚科で診断をしてもらい、適切な治療をしていくことで改善をしていくことが出来ます。

症状

白ニキビ

ニキビの最初の段階。毛穴に皮脂が詰まり、古くなった状態。 思春期にはおでこなどに見られることが多いニキビとなっています。 初期段階のニキビで毛穴の汚れが詰まっていることが原因で発症しますが、その詰まっている中にはアクネ菌が炎症を起こしているわけではないため、痛みが少ないニキビとなります。 ニキビの患部が薄い皮膜で覆われて表面はまだ閉じており、発疹が白~乳白色に

黒ニキビ

白ニキビが少し進行した状態。細かく説明をしていくと白ニキビから徐々に皮脂が分泌されていき、アクネ菌や脂肪酸が白ニキビ内に充満していくことで毛穴に収まりきらなくなっていきます。 それにより毛孔を広げて黒ニキビの原因となるものが空気に触れ酸化していくことで、黒い吹出物となり黒ニキビになります。

赤ニキビ

黒ニキビがさらに進行、悪化したもの。毛穴に詰まった皮脂に雑菌や細菌が繁殖し、炎症を起こしてニキビ患部の周りが赤く腫れあがった状態。 赤ニキビには痛みとは別にかゆみを伴うこともあります。 また、つぶして膿を出そうとしたり化粧や髪で隠したり、気になってしまい患部に直接触れてしまう方が多くいらっしゃいますが、赤ニキビになった状態では毛穴内でアクネ菌が暴れている状態になり、より刺激になってしまうことがあるので、皮膚科で診断に従い、きちんとした治療を受け改善をしていきましょう。

黄ニキビ

黄ニキビはニキビの症状の中で最もひどい状態になります。 また、白ニキビにもあった通り白ニキビと混合している人が多くつぶして治そうをする方が多くいらっしゃいますがニキビ跡の原因になるため注意が必要です。

黄ニキビが出来る主な原因としては白→黒→赤と段階を踏んで黄ニキビとなりますが、赤ニキビの際にアクネ菌が刺激を受けて暴れている状態から黄色ブドウ菌という細菌が繁殖・増殖していくことで炎症が急激に悪化する場合もあります。 また黄ニキビの特徴して挙げられるのが“膿”になります。 白血球は傷口(ニキビ患部)に必要以上に繁殖・増殖をしたアクネ菌や細菌類を排除する作用がありますが、その際に生じる細菌類の死骸が皮脂などに混ざったことで膿となり排出されるようになります。

黄ニキビは上記の説明の通りに白ニキビと混合している方が多いため、つぶして治そうとする方が多く、ニキビ跡になってしまった人がいらっしゃいますが、黄ニキビの治療としては、炎症を抑えていく必要があるためきちんと医師の診断の基、炎症を抑える薬を使い緩和していくことが必要になります。

 

ニキビを予防するためにできることは?

ニキビ予防は、まず洗顔を見直しましょう!

ニキビは古い角質や過剰な皮脂などが毛穴をふさぎ、細菌が繁殖して起こる炎症です。
そのため、肌表面の汚れや余分な皮脂を洗い流し、
肌を清潔に保つ「洗顔」はニキビを予防するための重要なポイントになります。

ニキビ肌はとても敏感な状態ですから、できれば刺激の少ない洗顔用の石鹸を使い、
肌をなでるように洗うことを心がけでください。
洗顔のあとは、肌に化粧水や乳液でうるおいを与え、クリアな肌をキープしましょう。


洗顔はニキビ予防の重要なポイントですが、肌を清潔に保とうと何度も洗顔するのは避けましょう。
洗いすぎは肌を保護する皮脂膜まで取り去ってしまい、 かえってニキビを増やす要因になります。
肌にダメージを与えずに洗顔することが、ニキビの予防につながります。

 

ニキビを予防するためにとりたい食材は?

食生活はニキビなどの肌トラブルと密接な関係があり、
ニキビを予防するためには食生活を見直すことも大切です。

とくにニキビ予防のために積極的にとりたい食材は、
肌のターンオーバーを促す「たんぱく質」が多く含まれた、肉や魚、卵や大豆などです。
そして、抗炎症作用でニキビや肌荒れを予防、
ホルモンのバランスを整える働きもある「オメガ3」が含まれた食材になります。

オメガ3は、DHA、EPA、αリノレン酸などの脂肪酸のことで、
イワシやサバといった青魚やくるみ、亜麻仁油やえごま油に多く含まれています。

スキンケアや薬など外側からケアするだけでなく、
バランスのとれた食事を心がけ、内側からもニキビを予防しましょう。

 

治療法

皮脂を洗い流して毛穴が詰まるのを防ぐために、十分な洗顔が重要です。
皮膚の新陳代謝を促す作用のある塗り薬や抗生物質の塗り薬で治療します。

一般的な治療法

  • 抗酸化物質の塗布
  • アクネ菌の殺菌
  • 厚くなった角質を正常化させる
  • 皮脂分泌の正常化

一般的なにきび治療は、にきびができた部位を、日に1~2回低刺激性のせっけんで洗うのが望ましい。抗菌せっけんやスクラブ入りせっけんの使用は、有用な皮膚常在菌を過剰に洗い流し、且つ皮膚を刺激し悪化させる恐れがある

当院のにきび治療法

当院でのニキビ治療は、日本皮膚科学会ガイドラインに沿った治療法を取り入れており、患者様に合わせた薬を処方することで、患者様の悩みを改善していくことを心掛けております。 ニキビは自然的に治る人も多くいらっしゃいますが、白ニキビ等の初期症状にきちんと処方された塗り薬・飲み薬を使用することが大切です。新しく発売されたディフェリンゲルやベピオゲルなども保険診療しております。

当院皮膚科は、保険診療専門の皮膚科のため、レーザーやケミカルピーリングなどの美容医療はおこなっておりません。予約制は導入しておらず、当日は予約なしで、ご都合のよろしい時間に、ご来院していただくことが可能です。

新宿・西新宿にある皮膚科として、一人でも多くのニキビに悩まれている患者様のために、安心してご来院していただけるように今後も精進して参ります。

ニキビの治療薬

ニキビの治療薬は、ニキビの状態によって異なります。

新宿にある皮膚科の多くではアダパレンという毛穴のつまりに効果があり、ニキビができにくくなる薬と抗菌薬が治療薬の基本となります。
アダパレンはディフェリンゲル、アダパレンゲル、エピデュオゲルという商品名で処方がされます。

これらの薬は毛穴のつまりを解消するニキビに対する治療だけでなく、ニキビができることを予防する効果もあるため、長期間続けて頂く場合がほとんどです。
新宿にある当院皮膚科でも副反応が問題なければ、長期間の使用継続をおすすめしているお薬です。

抗菌薬には外用薬と内服薬があり、ニキビの状態に応じて薬の種類を変えていきます。
これらの薬を組み合わせて治療を行っていきます。

ニキビの検査

ニキビは特別な検査は行わず、視診によって診断されます。

 

ニキビの歴史

ニキビは古き昔からあったと言われており、あの世界三大美女であるクレオパトラもニキビに悩まされていたという言い伝えがあり、現代のピーリングと近いの効果を持つサワーミルク入りの風呂に入って治療していたとされています。

古代ローマや古代ギリシャでもニキビの治療が早期から生み出されていたとされており、古くからヒトはニキビに悩まされていました。
日本でも平安中期の書物に邇岐美(にきみ)に悩まされているという旨の記録が残っています。
江戸時代になるとニキビは、面皰と呼ばれ、さまざまな治療法が生み出されていきました。

現在のような治療法が確立されたのは1900年代に入ってからとされています。