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〒160-0023
新宿区西新宿1-11-11 河野ビル3F

03-6304-5253

診療時間
午前診療  10:00〜14:00
午後診療  15:30〜19:00

当院で診療可能な診療科

花粉症

花粉症とは?

植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによって、くしゃみ、鼻水、
鼻詰まり、目のかゆみ、流涙などの症状が引き起こされる症候群を花粉症と呼びます。

くしゃみ、鼻水、鼻詰まりはアレルギー性鼻炎の症状であり、
花粉の飛散期に一致して症状が起こるため季節性アレルギー鼻炎に分類され、
目のかゆみや流涙はアレルギー性結膜炎の症状であり、
鼻炎同様に季節性アレルギー結膜炎に分類されます。

花粉症の種類

花粉症は一般的にスギ花粉やヒノキ花粉、ブタクサ花粉などの植物の花粉が原因と考えられますが、ダニやゴキブリ、ペットなどの昆虫や動物が原因であることもあります。

スギ

地域:全国(北海道以外) 
時期:2月~4月 花粉症の80%はスギ花粉。

鼻水・目のかゆみ・くしゃみ・鼻づまりなどの症状が発生する。

ヒノキ

地域:関東 
時期:3月~5月 スギ花粉同様鼻水

目のかゆみ・くしゃみ・鼻づまりなどの花粉症の4大症状が発生する。
スギ花粉と併発することも少なくなく、アレルギー反応を調べることで判別可能です。

ネズ(ヒノキ科) 

地域:全国(北海道以外) 
時期:4月~5月 岡山県が特に多く日当たりの良い痩せ地に生息。

シラカンバ(カバノキ科) 

地域:関東 
時期:4月~5月 北海道では主流。

ハンノキ(カバノキ科)

地域:全国 
時期:1月~6月 

口腔アレルギー症候群が起こることも有り。

オオバヤシャブシ(カバノキ科) 

地域:関東 
時期:3月~4月 兵庫県を中心に全国へと拡大傾向。

花粉症の原因

空中に飛散している植物の花粉と接触した結果、後天的に免疫を獲得し、その後再び花粉に接触することで過剰な免疫反応、すなわちアレルギー反応を起こすというのが発症のメカニズムです。

花粉が飛散する季節は地方によって多少異なるものの、種類によって概ね決まっています。
例えば、関東地方では、スギ花粉が1〜4月、ヒノキ花粉が5〜6月、
カモガヤ花粉が6〜8月、ブタクサ花粉とヨモギ花粉が8〜9月などです。

日本では北海道の大半を除いて、主にスギ花粉が花粉症の原因となっています。

花粉症の症状

主な症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、流涙などですが、
これらを原因として下記のような二次症状が引き起こされることもあります。

  1. 鼻詰まりによって匂いがわからなくなる。
  2. のどに流れる鼻水によりのどがイガイガしたり、咳や痰が出る。
  3. 頭痛や微熱や倦怠感などの全身症状。
  4. 睡眠不足、集中力欠如、イライラ感、食欲不振など。

花粉症の治療法

花粉症は、抗原である花粉に対する過剰な免疫反応(アレルギー反応)のため、
一度発症してしまうと根本的な治療は現在のところありません。

また、ダニなどのように抗原除去も不可能なため、
外出時はマスクや眼鏡を使用することで花粉との接触を減らすことや、
抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬を定期的に内服すること、
あるいは点鼻ステロイド療法が有効です。

スギ花粉に限っては標準化されたアレルゲンが市販されているため、
根本的治療に近い治療法としてアレルゲン免疫療法(減感作療法)が注目されています。

アレルギー反応には、発症することなく見逃される最少の暴露量が存在しているのですが、
アレルゲン免疫療法では、少量のアレルゲン投与から開始し、
徐々に投与量を増やしていくことで、この最少の暴露量を大きくしていく治療法です。

治療を開始してから2〜4ヶ月で効果を実感し、
3年目で効果が最大になったあと、3〜5年はアレルギー防止効果が見られます。

花粉症の治療薬

抗ヒスタミン薬(飲み薬、点鼻薬、点眼薬)

花粉を吸いこむことによって粘膜の細胞からヒスタミンが放出され神経を刺激します。
このヒスタミンの働きを抑えるお薬です。

飲み薬は全身に作用させるものですが点眼薬や点鼻薬は
くしゃみや目のかゆみに即効性があります。

メディエーター遊離抑制薬(飲み薬、点鼻薬、点眼薬)

ヒスタミンなどの炎症性物質の働きではなくヒスタミンが放出されるのを抑える働きです。

効果が出るまでに時間がかかる特性があるため、
花粉飛散時期以前に投薬することが望ましいです。

抗ロイコトリエン薬(飲み薬、点鼻薬)

粘膜の細胞から放出されるのはヒスタミンのほかにもロイコトリエンという炎症性物質があります。この物質の分泌を抑える効果があります。

ステロイド薬(飲み薬、点鼻薬、点眼薬)

免疫機能を抑えることでアレルギー反応を弱めるという抑える働きのため、
長期にわたって使用することはおすすめできません。花粉症が重症化した方に使用されます。

血管収縮薬(点鼻薬)

アレルギー反応で粘膜の血管が拡張して腫れを起こします。
これに対して血管を収縮させる効果を用います。
過剰な使用によって鼻づまりを起こす恐れがあるので注意が必要です。

花粉症の検査

問診によって症状やアレルギーの既往や持病などの内容を確認します。
他にはアレルゲンを特定するために皮膚テストがあります。
アレルゲンエキスをいくつかの方法で吸収させて反応の有無を見るものです。

血液検査では、花粉に対して数値が変化するものがありますので
その値を確認したり薬などの対応能力なども調べることがあります。

花粉症の予防方法

花粉の飛散が多い日は外出を避ける

11時~15時くらいが花粉の飛沫がピークな時間といいます。

毎日外出しないわけにはいきませんが、
休日などは可能な限り花粉から離れることを意識しましょう。

外出時は目、鼻、口を守る

花粉が目、鼻、口から侵入し粘膜に付着しないように守らなければなりません。

メガネはサイドに厚さがあるゴーグル型が最も良いと思われますが、
視力が良い方であれば伊達メガネでもかまいません。

マスクは花粉症用のものがより良いと思われますが、
通常のマスクでも着用しないよりは効果がありますので、
できれば立体型のものを選ぶと良いでしょう。

髪型に注意

特に女性であればロングのヘアスタイルの方が多いと思われますが、
髪は花粉が付きやすくまた落としにくいものですので、髪を束ねる、
または帽子をかぶるなどの工夫が必要です。

静電気が起きにくい衣服

ウール素材の衣服は花粉が付着しやすくなりますので、
ポリエステルなどのスベスベした素材のものがおススメです。
また外から帰宅した際には玄関を開ける前に衣服の花粉を払い落としましょう。

帰宅したらすぐに洗い流す

衣服に付いた花粉も払い落としで100%排除することはできませんし、
髪に付着した物も ありますので、外から帰ってきたらすぐにシャワーなどで洗い流しましょう。

洗濯物は部屋干し

自分が外出していなくても衣類を外干しすると当然花粉がつく可能性があります。

風の強い日は特に部屋干ししたり、
外に干したのであれば取り込むときに 一度払い落とすようにしましょう。
柔軟剤は静電気を防ぐので極力使用することをおすすめします。

加湿器を使う

花粉は乾燥した空気中では舞う形になり体内に侵入しやすくなりますので、
加湿器を使って花粉やほこりを床に落とすようにします。
加湿器付きの空気清浄機ならば尚良いです。

花粉は床に落とすことでなくなるということではないので、
こまめに掃除機で掃除するようにしましょう。

花粉症の注意点

主に新宿や西新宿に関連した患者様が当院内科にいらっしゃいますが、
コンタクトレンズを着用されて通勤される方が多いようです。
コンタクトレンズは意外にも花粉が付着しやすい場所であるのですが、
あまり知られていないことかもしれません。

眼の結膜との間に入り込んでしまったまま擦ると炎症が起きてしまいます。
できるだけ花粉の多い時期には眼鏡を使用することをおすすめいたします。

花粉症の歴史

花粉症は日本での歴史は短いですが、世界的にみると一説にはなりますが、
1565年にイタリアで症状が発見されたのが世界初といわれています。
その後、1873年になり花粉症という名前が正式に発表されました。

現在、アメリカではブタクサ花粉、ヨーロッパではカモガヤ花粉が原因植物となっているのが
一般的ですが、日本で流行するような花粉症は世界的にはそこまで流行していません。

日本で初めて発見された花粉症はブタクサ花粉で
1960年代にアメリカ人が日本で植林したことが原因であると考えられています。
その後1980年代以降にスギ花粉症が主流になり、花粉症が一般的に増加しました。
スギ花粉症がこの時期に増加した理由は戦後の植林が関係しているといわれています。

スギ花粉が成長するのにかかる期間は30年程といわれていますが、
ちょうど戦後に植林したスギが30年たった1980年代に花粉を多量に増加させたことから
スギ花粉の患者数が増加したといわれています。

また、ヒノキ花粉については1960年代にはあまりみられませんでしたが、
木材需要に伴い植林が進んだ結果、ヒノキ花粉の患者数が徐々に増加していきました。
※現在では花粉症原因植物は50種類~80種類といわれています。

日本で花粉症が発見されてから50年程経ちますが、
全人口に対し約2,000万人が花粉症持ちといわれており、日本の国民病ともいわれています。

花粉症の保険診療

病気と向き合っていくのは患者様であり、私たちはそのサポートをさせていただく立場ですので、
できるだけ患者様の負担が大きくならないように心がけていくことが、私たちの務めと考えております。治療のほとんどが保険診療の中で行われますが、一部アレルギー検査などで保険外診療となる場合がございます。そういった際には患者様にご説明し同意をいただいたうえで行っております。ご来院の際には必ず保険証をご持参のうえお越しください。

花粉症の治療費用

花粉症の治療として多くの改善方法が生み出されています。アレルギーの症状に対する対処方法だけではなく免疫療法や手術療法もあります。療法によっては費用の幅も広くなりますが、花粉症が重症化してからではどんな場合でも費用は嵩みます。飛沫時期よりも前に予防としての治療もありますので、新宿や西新宿で毎日忙しく勤務されている方でも早めに当院内科に受診されると費用も時間も無駄にならないと思われます。患者様が安心して受診できるような医療サービスを提供できますように日々精進しております。体の不調を感じましたら是非当院内科へお越しくださいますようよろしくお願いいたします。