TOPへ戻る

〒160-0023
新宿区西新宿1-11-11 河野ビル3F

03-6304-5253

診療時間
午前診療  10:00〜14:00
午後診療  15:30〜19:00

当院で診療可能な診療科

のどのうがい薬について

風邪予防のために手洗いうがいはしっかりと!

日本では古くからそう言われ続けてきました。今はのどのうがい薬もドラッグストアなどで気軽に購入出来るようになっています。気軽な存在だからこそ、しっかり使用方法や注意点などを覚えておく必要があります。

うがいが必要な理由

寒い季節やアレルギー反応が敏感になる季節では、新宿でもマスクを着用する光景が多くなり、耳鼻科や耳鼻咽喉科に受診される方でも、マスクは欠かさないがうがいはあまりしないという方が多く見られます。
マスクだけではなくうがいも重要です。

喉の粘膜の働き

喉は粘膜という皮膚で覆われています。
手足の皮膚とは大きく差のあるやわらかい質のもので分泌物も排出させます。この粘膜の表面には目では見えませんが繊毛(せんもう)という毛があり、粘液を送り出したり、外部から侵入するゴミや細菌などを防御する働きをします普段は繊毛運動によってこのシステムが整備されていますが、寒気や空気の乾燥などが強くなると、繊毛運動が弱まってしまいます。そしてこの状況で侵入しやすくなるのが、細菌やウイルス。

うがいをすることでウイルスなどを排除する働きもありますが、繊毛運動を強化する結果になるということです。


うがいの歴史

日本では「うがい」という行動は昔から常識的に行われていました。さかのぼると平安時代までとなります。
現代では「うがい」は「含嗽」とも言いますが、もともとは「鵜飼(うかい)」という言葉で、鵜を使って漁獲する風習があった頃に、魚を飲み込む鵜の姿と、私たちがうがいをする姿が似ていたため、名前の起源になったとされます。

日本人がのどの奥で水などをとどめてガラガラと音を立てながら、うがい(含嗽)を行う動作は外国では行われていません。喉の奥のばい菌を排除するというよりは、マウスウォッシュ(口をすすぐ)程度の感覚でとどめられます。


うがいの効果

日常生活の中で話をしたり、ふと呼吸をする時など、必ず口を開きます。その時に、大気中に含まれるウイルスが口に入り込み、一旦のどの粘膜に付着します。
そして、飲食をするとそれと同時に私達の体内に入り込んでしまうのです。一日中口を開かないというのは無理なので、口内にいる間にウイルスを退治してあげる必要があります。

そんな時に有効とされているのがうがい薬です。うがい薬にはのどや口内に付着しているウイルスなどを殺菌してくれる効果がありますので、100%までとはいかなくても体内に入るウイルスの数を減らす事が出来るのです。


うがい薬を用いたうがいの方法

正しいうがいの方法ですが、まずは口の中を軽くすすぎます。いきなりのどにやってしまうと、まだ口内にいるウイルスも全てのどの粘膜まで流されてしまいます。そうなると体内まで運ばれてしまう危険性も高くなってしまいますので、まずは軽く口内を水でゆすぐようにしましょう。

のどのうがいをする時は、なるべく奥まで届くように意識するとしっかり出来ます。
この時発声しながらだとより効果も上がりますので、お子さんに教える時はまず発声しながらやるように教えてあげると良いでしょう。その方が正しいうがいの方法を早く理解出来るようになります。

のどのうがい薬を使う時!

例えば実際に風邪をひいている時です。もう手遅れと思ってやめてしまう方が多いのですが、体がとても弱くなっている状態ですし違うウイルスが入ってくる事も考えられます。そのため、実際に症状が出てからも使用はやめないようにしましょう。逆に日常生活であれば、長時間外出していた場合や、風邪をひいている人が近くにいた場合などに行うくらいがちょうど良いでしょう。


うがい薬の使いすぎに注意

口の中には、常在菌という常にそこに存在している菌がいます。普段は菌同士のバランスがしっかり取れている状態なのですが、回数を多くやりすぎてしまうとそのバランスが崩れてしまいますので、逆効果になってしまう事があります。そのため、普段は水のうがいでも全く問題はありません。特にお子さんの場合は飲み込んでしまう子も多いので、その場合は水でうがいをする方が良いですね。


うがい薬の種類

ポビドンヨード成分のうがい薬

ポビドンヨードは、ウイルスや細菌などに対し殺菌作用を持つものです。日本では1961年から取り入れられて、傷口の消毒薬としても使われているものです。うがい薬は口腔用に配合されているものですので、傷の消毒薬とは区別して使用しなければなりません。

吐き気や粘膜のただれなどの副作用も現れる場合がありますが、そのほかにも気をつけなければならない点があります。殺菌効果によって、喉を強豪な菌などから守っている常在菌までも根こそぎ死滅させてしまうこともあるということ。

またポビドンヨードはポリビニルピロリドン(PVP)とヨウ素から成るものですので、ヨウ素が粘膜から吸収されて甲状腺ホルモンの分泌を高めてしまう可能性もあるということです。甲状腺疾患をお持ちの方や妊婦の方は医師の指示のもとで使用の有無を決めましょう。

アズレンスルホン酸ナトリウム成分のうがい薬

炎症を取り除く作用があります。ヨウ素が含まれていないので、甲状腺疾患をお持ちでも、妊娠中でも使用可能です。

副作用の心配もないのですが、一つの注意点があります。 熱が上がるのは体の中でウイルスなどと免疫反応が闘っている証拠です。 口の中や喉の炎症はそれと同じことで、炎症を無理に抑えてしまうと余計に病状が悪化してしまい、他に症状が出てしまうなどということがありますので、あまりにも過剰な使用は避けることが良いでしょう。

セチルピリジニウム塩酸塩(CPC)成分のうがい薬

うがい薬のほかに、トローチや歯磨き剤などに使われている成分です。

ポビドンヨードやアズレンスルホン酸ナトリウム製剤と違って、味や刺激にクセがない特徴があり、炎症をおさえ、消毒効果もあるといううがい薬です。

塩水でうがい

うがい薬が主流でない時代には、塩がうがい薬となり、塩水でうがいをすることが風邪などの対策と慣れ親しんできました。 浸透圧の原理を考えると、低い濃度から高い濃度へ体液は流れるということをベースに、塩は濃度が高いため、喉が炎症を起こして腫れている状態であれば、粘膜の中の悪い水がにじみ出るだろうという考えだったという説がありました。

外国にも塩水うがいの文化があったのか、実際に米国のある総合病院で実験が行われ、塩水うがいを行った人は、しない人に比べて呼吸器疾患の罹患率が減ったと証明されたそうです。
日本では、昔の人の知恵には驚かされることが多く見られますが、科学的根拠のない時代に塩水うがいを始めた人は、博士級に値しそうです。


うがい薬と病気予防

寒くなってくると新宿でも咳やのどに関わる方が多く当院耳鼻科を受診されますが、薬の種類が増えた最近では、どれを使って良いかわからないという声も聞かれます。

喉が痛いときや口内炎など

口の中に炎症がおきているときは、アズレンスルホン酸ナトリウムが含まれているうがい薬を使用すると良いでしょう。

風邪やインフルエンザ予防

炎症まではいかないけれど喉が乾燥して違和感があるときなどは、ポビドンヨードのうがい薬が効果的です。 しかし、ポビドンヨード成分が心配という方であれば、定期的に水道水や塩水などでうがいすることが良いでしょう。化学薬品を使ったほうが何となく効果が高い気がすると思いますが、実験結果としても水道水だけでも効果が十分にあると立証されていますのでご安心ください。

寒くなるとせき込む人、喉の不調が見受けられる人が新宿でも多数みられるようになります。うがい薬を希望される場合には、耳鼻科、耳鼻咽喉科、どちらにおいても処方できますので、是非当院をご利用くださいませ。