日常生活に支障をきたす場合も通常のスギ花粉症やヒノキ花粉症では、
目のかゆみや鼻水が中心となりますが、例年3月上旬から中旬にかけて、
天気が良く風が強いときなど花粉の飛散が激しい場合、花粉症の症状が激しくなり、
個人差はありますが、花粉症が辛く、日常生活に支障をきたすこともあります。
目のかゆみや充血が強く、涙が止まらなくなる
鼻水や鼻づまりが強く、鼻呼吸がしずらく、口呼吸になる
咳、咽頭から気管にかけての違和感やかゆみ、痰
頭痛、頭重感、発熱、皮膚のかゆみや肌荒れ
飲み薬を追加する
アレグラやクラリチンなどの抗ヒミタミン薬の飲み薬に、
ニポラジンやポララミンなどの抗ヒスタミン薬の飲み薬を追加で処方します。
抗ヒスタミン薬以外のロイコトリエン拮抗薬(オノン・シングレア)やステロイド薬
(セレスタミン)などの飲み薬を追加することもあります。
症状がひどい日だけ、薬を追加することができるので、便利です。
抗ヒスタミン薬の目薬(パタノールやリボスチン)に、
ステロイド薬の目薬(フルメトロン)を追加します。
ステロイド薬の目薬は、副作用が生じることもありますので、注意が必要です。
あえて、リスクをおかさず、目にやさしい薬を選択することもあります。
コンタクトレンズは中止して、便利で目にやさしいメガネを使用する以外にも、
花粉症用のメガネやゴーグルを使用することもあります。
マスクも、通常のマスクよりも花粉の吸い込みが少ないタイプを使用します。
なお、新宿の当院では、花粉症治療ガイドラインに沿って、
飲み薬や目薬などの花粉症治療をおこなっています。
鼻の粘膜に対してのレーザー治療や、
舌下免疫療法はおこなっておりませんので、ご了承ください。